GetAcceptは、営業の提案書をつくって顧客に送り、相手がどこまで読んだかを確認し、そのまま承諾と電子署名まで進めるためのツールです。電子署名とは、紙に押印する代わりに画面上で契約の意思を示す仕組みのことです。
提案書まわりのツールを初めて調べると、「提案書作成ツール」「電子署名ツール」「営業管理ツール」の違いが分かりにくく感じます。GetAcceptを理解するときは、営業の流れを次の工程に分けて考えると整理しやすくなります。
1. 提案書をつくる
2. 送る前に社内で確認する
3. 顧客に送り、反応を見る
4. 承諾と電子署名をもらう
5. 受注後、他のシステムに情報を渡す
これらはそれぞれ別の作業です。GetAcceptが各工程でどこまで担ってくれるかを分けて見ていけば、自社の営業や見積の進め方に合うかを判断できます。
提案書の作成には、テンプレートとエディター(画面上で文章やレイアウトを編集する機能)を使えます。加えて、CRMのデータを自動で反映する仕組みも案内されています。CRMとは、顧客や商談の情報を管理するシステムのことです。顧客名や商談内容を提案書のたびに手で打ち直しているなら、その手間を見直す選択肢になります。
提案書に動画やライブチャットを組み合わせることもできます。例えば、文章では伝えにくい補足を動画で説明したり、送ったあとに来た質問へチャットで答えたりする使い方が考えられます。ただし、これらを必ず使わなければならないわけではありません。まずは今の提案の進め方で足りていない部分から見ていくのが現実的です。
GetAcceptでは、送付前に社内の承認を挟む役割を設ける運用が案内されています。これは顧客側の承諾や署名とはまったく別の工程で、あくまで社内のチェックにあたります。値引きや特別条件を含む提案書について、送る前に責任者が内容を確認する、といった流れをつくれます。
導入するときは、「担当者がそのまま送ってよい案件」と「送る前に承認が必要な案件」を自社で線引きしておくと、どこまで設定すればよいかを考えやすくなります。
提案書を送ったあとは、開封されたかどうか、誰がどのように見たか、ページごとにどれくらいの時間読まれたかといった情報を確認できます。提案に関わっている関係者を把握するための機能や、顧客がどのページで閲覧をやめたかを見るための機能も案内されています。
注意したいのは、これらが「顧客が内容に納得した」ことを示すものではない点です。閲覧の情報は、どのページに関心が集まったか、説明がどこで止まってしまったかを知り、次の連絡や説明を組み立てるための手がかりとして使うものだと考えてください。
提案の段階から契約の段階へ進め、顧客に電子署名を依頼できます。署名する順番を決めたり、リマインダー(未対応の相手への催促)を設定したりもできるため、複数人の署名が必要な契約や、返答が止まっている相手への確認にも対応しやすくなります。
ここでも工程は分けて考えます。提案書を読まれたことと、内容を承諾して署名されたことは別です。さらに、電子署名と支払いも同じ工程ではありません。署名のあとの支払いまで同じ仕組みで完結させたい場合は、どこまで対応できるのかを導入前に確かめておく必要があります。
2026年8月7日に確認されたグローバル向けの公開料金は次のとおりです。
| プラン | 料金 | 条件 |
|---|---|---|
| eSign | 1ユーザーあたり月額25 USD | 年払いの条件で示されている金額 |
| Professional | 1ユーザーあたり月額49 USD | 最低5ユーザーから |
料金を比べるときは、1ユーザーあたりの金額だけを見ないほうが安全です。使いたい機能がどちらのプランに含まれるのか、そして自社で使う人数が最低ユーザー数の条件に合うのかを、あわせて確認してください。
注意
上記は2026年8月7日時点のグローバル向け公開情報です。実際に契約する前に、対象市場、請求周期、最低ユーザー数、利用できる機能を最新の公式情報で確認してください。
GetAcceptは、HubSpot、Pipedrive、Salesforce、DynamicsといったCRMとの連携や、API(システム同士をつなぐ仕組み)と自動化の入り口を案内しています。
ここで分けて考えたいのは、提案する前にCRMのデータを提案書へ持ってくることと、署名が終わったあとの情報をCRMや他の業務へ渡すことです。前者は提案の手前、後者は受注の後ろにあたり、設計する内容が違います。
特に受注後については、「署名が完了したことをどのシステムに伝えるのか」「その次の業務を何をきっかけに始めるのか」を先に決めておくことが大切です。連携先としてサービス名が挙がっていても、自社が望む更新や自動化がそのまますべて実現できるとは限りません。必要なデータと流れを具体的に書き出したうえで、どこまで対応できるかを確認しましょう。
GetAcceptが向いているのは、提案書をつくるところで終わらせず、社内承認、顧客の閲覧状況の確認、電子署名までを一続きの流れとして検討したい場合です。CRMの情報を提案に使いたい場合や、受注後の連携まで考えている場合は、提案の手前と受注の後ろの両方を分けて確認しておくと判断しやすくなります。
一方で、自社に必要なのが提案書の作成だけなのか、電子署名までなのかによって、検討すべき範囲も料金も変わります。「提案」と「契約」をひとまとめにせず、自社が実際に必要としている工程を一つずつ照らし合わせていくことが、選び方の要点です。
Q.電子署名だけを使いたい場合でも導入できますか?
A.eSignプランの公開料金が示されています。GetAcceptには提案書の作成や送付、閲覧状況の確認といった機能もあるため、自社が使いたい範囲とプランが対応しているかを確認したうえで検討してください。
Q.提案書が開封されたら、承諾されたと考えてよいですか?
A.いいえ。開封やページごとの閲覧時間は、相手がどこまで読んだかを知るための情報です。内容の承諾や署名とは別のものとして管理してください。
Q.少人数の会社でも使えますか?
A.プランによって条件が異なります。公開料金では、Professionalは最低5ユーザーからと示されています。利用する人数が条件に合うかどうかを、契約前に確かめておきましょう。
確認日: 2026-08-07(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)
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